こんにちは、石恋事務局です。
5月31日宮城県石巻好文館高校の防災訓練で「防災やっぺす」を開催しました。

「防災やっぺす」とは

石恋の達人や石巻復興支援ネットワーク（石恋事務局）スタッフが
地域や学校などに出向き、新聞紙スリッパの作り方や
ビニール袋を使ったごはんの炊き方、エコノミー症候群予防の
ための足揉みなどをお伝えしています。

今回の内容は
・避難所での感染対策
・エコノミー症候群とは
・備えを考える

「避難所での感染対策」では
アルコールでの手や指の消毒の大切さや
午前と午後に一回ずつでも定期的に窓やドアを開けて換気をすること。
そして、生活区域には土足で入らないことなどを話し、
全校生徒で「新聞紙スリッパ」を作りました。
高校生に興味を持ってもらえるのかと心配していましたが
みなさん、一生懸命に作ってくれました。
男子は足が大きくてはみ出す子もいましたが
その際は、かかとを付けないタイプも紹介しました。

「エコノミー症候群とは」では
石恋達人の大山友美さんから
エコノミー症候群の症状や簡単に出来る予防法について
教えて頂きました。
まずは「第二の心臓」と言われるふくらはぎの硬さをチェック。
立ったまかかとの上げ下ろしや、腰を下ろして足首から膝の裏まで
マッサージを習いました。
ポイントは心臓に向けて一方方向に手を動かすこと。
自分だけではなく周りの人たちにやってあげてください。
そうすることで「助かる命があるのです。」と言う
大山さんの言葉は高校生の皆さんに伝わったようでした。

「備えを考える」では
自分の身の安全を第一に考える、自助（じじょ）
家族や地域コミュニティで共に助けあう、共助（きょうじょ）
行政による救助・支援の公助（こうじょ）
について話をしました。

一番大切なことは自分の命は自分で守る、
自分のことは自分で助けるということです。
そのためには、事前の備えが必要です。

備えも
1.普段携帯するもの
2.非常持ち出し用
3.備蓄
の三段階で準備をすることの大切さも伝わったと思います。

資料としてお渡ししたチェックリストを
自宅に持ち帰り、家族で話し合ってもらいたいです。

600名の高校生を前に貴重な体験をさせて頂きました。
声を掛けて頂いた宮城県好文館高校の先生方
本当にありがとうございました。

「自分達に出来ることは何だろう」と考えた時、
今回の「防災やっぺす」を通して学んだことが
一つでも活かされたら嬉しいです。

　
【問い合わせ】
ＮＰＯ法人石巻復興支援ネットワーク内
石巻に恋しちゃった事務局
0225-23-8588
ishikoi@yappesu.jp